先日気になるtweetがありました。
迷子になる…
2021年の新しい目標としてWeb制作やプログラミングの勉強をはじめた多くのひとがprogateやドットインストールをやってみて、面白い!もっと学びたい!となればプログラミングスクールの検討するのではないでしょうか。
本日の結論は後悔しないためにスクールより先に業界構造を調べよう!です。
業界構造を把握することで後悔のないプログラミングスクール選択が可能です。
スクール卒と言われないために
スクールを検討するとスクールの情報を調べるのが一般的な流れですが、スクールの情報ではなく最初に調べるべきことはIT業界の構造やエンジニアの位置づけです。
例えば未経験の状態からプログラマーを目指す場合
自分の学びたい言語がどういう現場で使われていて、どういう会社でどういう条件の求人があるのかをスクールの情報より先に洗い出す必要があります。
必死に言語を学んでスキルを磨いても、需要がなければ転職や副業は成功しません。誰も求めてない商品を開発しても誰も買わないことと同じです。
状況として「自分が買い手だと冷静に判断できる当たり前のことが、売り手の立場になった途端その当たり前がわからなくなる」経験って誰にでもあるはず。人間って怖い。
スクールに通う前にまずは自分のやりたいことや目指す業種、学んでいる技術や言語が使われる企業をリサーチすることが先決。
- Webデザイナー
- マークアップエンジニア
- フロントエンドエンジニア
- バックエンドエンジニア
- サーバーエンジニア
ざっくり上記の5種類です。
わかりやすく説明するためにWebサイトやWebサービスをバンドに例えてみます。

ユーザーの目に触れる外観や、わかりやすい動きをつくる部分を担当する業種のWebデザイナー、マークアップエンジニア(コーダー)、フロントエンドエンジニアがギター。
表舞台には立たないけど重要な部分を担うバックエンドエンジニアがベース。
多くの人がプログラマーって言葉から連想する職種ですね。
サーバーエンジニアは普段は目立ないけど、存在意義が重要すぎるドラムといったところでしょうか。
上記のすべてをひとりでできちゃうひとがオールスタックエンジニアと言われます。
そしてメインボーカルがクライアントですね。
例えばWebデザイナーを目指すのであればIllustratorやPhotoshopを学ぶ必要があり、バックエンドエンジニアを目指すのであればRubyやPHPを学ぶ必要があります。
スクール選びより先に自分の進みたい方向をなるべく具体的に絞り込むことが先決。
学びたい技術や言語が決まったら次は求人状況を前もって検索しておきましょう。
あなたのお住いの地域で探すことが重要です(地域によって求人や案件に大きな差があるため)
例えば、ばりばりのスタートアップ企業が主に採用してる言語を学んでも、未経験者の受け入れを積極的に行うかどうかは、あなたが経営者の立場になって考えれば可能性はわかると思います。
需要のないところに飛び込むためにお金や時間を使うのは投資ではなくて浪費になる可能性が高いです、スクールに通う前に需要の下調べを先にやるべき。
未経験でスクール卒の駆け出しエンジニアってポジションで狙えるラインを見定めることが重要です。
人間に対して「使えない」って言葉を使うのは個人的に嫌いですが
教育に割く時間やコストをかけるのが難しい企業から「スクール卒は使えない」って一括りにして言われるのは
スクール卒の立場に立つと非常に冷酷に聞こえますが、採用する立場になって考えると少しでも即戦力になれる人が欲しいのは事実。資本主義だから仕方ないところ。
ただスクール卒だから使えないって思われることと、あなた自体が使えない人間って企業に思われることは別問題です。
プログラミングスクールに通ったひとが
スクールの卒業課題を量産型のポートフォリオとして、そのまま提出した場合に採用担当者は、「あーまたこれかー見たことあるやつ…これだからスクール卒は使えない…」って認識になります。
厳しい言い方になるけど上記の場合、スクール卒が使えないのではなくて、スクール課題をそのまま量産型ポートフォリオとして提出してるひとの思考力や自分を売り込むセンスのない事実が使えないってことですね。
面接は商談

毎月の給料が発生するという意味では面接は企業にサブスクの営業かけてるような状況です。
上記のような状況で、ナンセンスな行動をとってる個人に対して使えないってレッテル貼るよりも、企業にとってはスクール卒ってくくりにして事実を抽象化したほうが、その後の採用情報として共有しやすく結果スクール卒は使えないと捉えれることでスクール卒使えない論が加速します。
スクール卒で迷子にならないために
もしこれからプログラミングスクールを選ぶならスクール卒って抽象的な言葉の背景を自分で調べて具体化する時間も必要です。自分で調べるってのが重要。
迷子にならないためにできることは徹底的に業界を調べることです。
情報が多すぎて、なにを信じればいいのかわからない時代だからこそ、根拠のある情報を主体的に調べた上でプログラミングスクールは検討しましょう。
気になるスクールを見つけたら通ってる人、通った人をtwitterでフォローするってのが一番フィルターのない情報を得れます(実体験)
最後に一点だけ
業界の動向や現状を受講を検討している人に向けて2時間近く現役エンジニアがみっちり話してくれるRaiseTechの無料説明会は有益です。
無料って聞くと逆に構える人もいるかもですが、無料説明会にありがちな終了後のしつこいクロージング営業はまったくありません。スクール選びに迷ったら説明会受けてみるのも前向きな選択肢のひとつです。
安易にスクール通いを選択して後悔するひとが増えないようにこの記事を書きました。
以上です。
